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ウェールズ花暦  英語名の表記について

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このコーナーではイギリスで広く用いられている名前を紹介し,その発音も表記しています。しかし英語名は日本にも馴染み深いものが多く,あまりに英語の発音に忠実にしようとすると,皆さんのよく知っている名前や本やインターネットで調べる時の表記と異なってしまい,あまり好ましくないと判断しました,そのような訳で多少英語の発音とは違う表記となっている場合がありますので,ここで表記の一応の方針(たまに例外あり)を明示しておきます。

  1. 英語名(もしくは学名)が日本でも一般的に用いられている場合はその表記を使用:例えばCameliaは英語の発音に正確に表記すると“カミーリア”に,Daliaは“デイリア”(“ダーリア”と発音する場合も),Foxgloveも“フォックスグラブ”となりますが,それぞれカメリア,ダリア,フォックスグローブの表記が浸透しているように思われるので(そしてなんとかその発音でも通じそうなので),後者の表記を用いています。
  2. 日本に浸透しているカタカナの名前とイギリスでの発音が明らかに異なると思われる場合はイギリスで用いられている発音の表記を使用:例えば Fuchsiaは日本では“フクシア”と呼ばれていますがイギリスでは“フューシャ”,Hebeは日本では“ヘーベ” がイギリスでは“ヒービー”となり,その場合はイギリスの発音に近い表記にしてあります(和名のところで日本でよく用いられる名前を表記)。和名ではキンレンカとしたNasturtiumは日本では“ナスタチウム”という名前でもよく知られていますが,イギリスで“ナスタチウム”と言っても通じないので(筆者が実際に経験しました)“ナスターシャム”という表記にしてあります。
  3. 日本では殆ど知られていない植物もしくは和名が一般的に用いられている場合は英語の発音(に近い表記)を使用:例えばGorse“ゴース”や Russian Vine“ロシアン・ヴァイン” のような例。しかしこの場合も本来Russianは“ラッシャン”という表記の方が正確ですが日本では“ロシアン”という表記の方が広く用いられていることから“ロシアン・ヴァイン”としています。

以上のような方針でそれなりに考えつつ(苦労しつつ)英語名を表記しています。イギリスでも人によって発音やアクセントの位置が違ったり(特に学名で呼ばれる植物の場合に多い。基本はラテン語ですから読み方が統一されてないようです。)しますので,中々すべての人が満足する表記というのは難しいものです。どうぞご了承ください。とはいっても,記事の記述に「これは違うんじゃないの?」という疑問を持たれた場合は,ご遠慮なくご指摘下さい。みなさんからのメールは書いているほうも励みになります。

ちなみに和名の表記についての方針です。漢字の名前が付されている植物には,実際にはカタカナの名前にかなりの市民権がある場合にも,出来るだけ漢字の名前を表記するようにしています(ダリアはダリアという植物とその名前があまりに一般的な為,例外としました)。漢字の名前がない場合にカタカナの名前を和名としました。植物自体が日本になく,カタカナ名もない場合(例えばClematis Vitalbaなどの場合)学名のカタカナ表記を和名としています。

( 狩野 記 )