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第2回 『Walesへ赴任して』
Walesに来て早や1年半が過ぎました。初めての海外赴任ということもあり、初めは戸惑いの毎日でしたが、どうにか慣れて、普段の生活には困ることもなくなりました。私はSouth WalesのNewport市の中心街から歩いて15分程度のところにあるFlatに住んでいます。こういうと、とても都会の生活をしているようですが、静かな住宅地で窓を開ければ、うっそうとした林のような公園が広がっています。私は夏にこのFlatに越してきましたが、その時は、小さなバルコニーで青々と茂る木々を通してくる気持ちよい風にあたるのが心地よかったです。ところが、秋が過ぎると、落葉と共に、公園の向こうの家々の窓がしっかり見えてきだしました。夏と冬の景色の違いは、楽しい発見でした。
Cardiff市がWalesの首都で人口30万人くらい。Newportは、そこから車で高速に乗り15分ほ走ったところにある人口14万人程度の市です。私は九州の博多の出身ですが、福岡市に比べCardiffがその1/4ほどの街で、Newportは規模に多少は違いがあるものの久留米のような街と思っています。Walesは炭鉱跡も多くあり、なんとなく九州に相通ずるところがあるからでしょうか、私としては落ち着ける土地です。 また、海に近いので、魚が手に入り安いのも魅力です。カーディフ市場やモリソンズ、補習校近くの魚屋で、比較的新鮮な魚が 手に入ります。多少、日本とサイズや形の違う鯖や鯛ですが、煮付けや塩焼きは十分に楽しめます
よく、“女性の駐在員の生活ってどんな生活ですか?”と聞かれますが、基本的に一般の単身赴任で赴任されている男性方と殆ど変わりません。平日は7:45からは会社が始まりますので、朝早く(日本での9時出社に慣れている私にとっては、当初は非常に厳しかった。)会社にでかけます。会社は16:30に終わるのですが、ローカルスタッフは、さっさと帰るのですが、悲しい日本人の習性か、メールの処理や資料作成に追われる毎日で、帰りは日本での帰宅時間と殆ど変わらない毎日です。
仕事の内容以外で日本と違うな。。。と感じているのは、此方は、通勤の服をあまり気にしなくていいことでしょうか。 車通勤である点も大きいと思うのですが、2日間同じ服を着てようが、代わり映えしない格好をしてようが、人は人という感じで、あまり奇異に見られることもありません。私のように易きに流れる人間には、たいへん楽チンです。まあ、これがLondonの中心地であれば、話は違うのかもしれませんが、Newportの外れですし。。。
あと、女性だから・・・ということはないでしょうが、何故か単身赴任して間もない方に簡単な料理を教えています。日本では絶対にないことですね。恥ずかしながら、コンビニとデパ地下に夕食を頼っていた自分が、まさか人に教えるなんて。。。という感じですが、単身者が集まって土日に食事会をする際に、作り方を教えることがあります。私は、冷凍庫と電子レンジを活用した徹底的に手抜き料理しかしないのですが、他の方も夜遅く帰ってから、一人で作る夕食なので、却って手抜きメニューが喜ばれます。 日本のように、手軽に外食できたりする環境があればいいですが、ちょっとレストランに行くと、£30以上はかかりますし、コンビニに行ってもサンドウィッチ程度しか置いていませんので、男性の方も、私も自炊が必須です。 赴任当初は、週末ともなれば、日本食の食材店に足しげく通って、レトルト食材等を購入していましたが、最近は、調味料と豆腐など、どうしても此方のスーパーでは手に入らないものしか購入しなくなりました。豚や牛の薄切り肉も此方では入手できにくいですが、パン用のスライサーを使って(£30位から売っています)すき焼きやしゃぶしゃぶを楽しんでいます。
こちらに来て以来、日曜日の自分の趣味になったものが、此方では中々手に入らないもので、日本では店で購入して済ませていたものを手作りするということです。最近のトライとしては、 ■納豆 ■みたらし団子 ■ところてん ■おはぎ ■肉まん ■辛子明太子(スケソウダラの子ではなく、たらの子“Cod’s Raw”でしたが。) など。作り方は、昨今はインターネットで簡単に探せますので楽ですね。決して日本で買うように美味しくはできませんが、そこは自分が作ったので、多少期待外れでも、“もどき”で十分日本気分を味わっています。 今後、どのくらい此方に居れるのかわかりませんが、とりあえず、Walesの街や生活を楽しめるようになってきました。また、こちらでお世話になっている地元の方は勿論、日本人会を通じ、日本各地からいらした様々な方々との交流ができたのは大変嬉しいことです。皆さんも、もし赴任の話がでたら、是非、躊躇うことなくお出で下さい。 お待ちしています。 (水野 記) |