【SHORT TRIP】第13回
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Blaenavon に行こう!
日本では昨年北海道の知床がユネスコ世界遺産へ登録され観光客が増加しているそうです。イギリスにも沢山の世界遺産があります。ウェールズの近くにもいくつかの世界遺産があります。世界遺産には文化遺産と自然遺産の2つのカテゴリーがあって、そのうちの文化遺産に指定(2000年)されています Blaenavon (Blaenavon Ironworks, Big Pit)をご紹介しましょう。
カーディフから車でM4,A4042,A472,A4043を”Big Pit”のサインを目印に一時間弱のドライブ。Blaenavonは丘陵に囲まれた小さな街で、Blaenavon Workman’s Hall (右の写真)が目立つ建物くらいで、他に見るところは少ない街です。 しかし、街から5分ほど離れた所にあるBlaenavon Ironworks (製鉄所跡)と、この製鉄所からさらに5分ほど離れた所にある、Big Pit (炭鉱跡)はBlaenavonが文化遺産に指定された背景をうかがい知ることが出来ます。
18世紀後半に起こった産業革命の一翼をになったBlaenavon Ironworksは複数の溶鉱炉を持ったウェールズにおける本格的な製鉄所で1787年に建設が開始されました。保存状態がよい昔の製鉄所跡で、小さな展示場があり(有料)、この製鉄所の繁栄と当時の生活の一部を知ることが出来ます。一時間もあれば展示場と溶鉱炉があった所を十分に見て回れます。
Big Pit (National Mining Museum of Wales)は閉山した炭鉱ですが、地下の坑道へ降りるエレベータや、当時使っていた建物や設備が数多く残されています。展示場もあり、展示場の展示品、英語の音声ガイド(有料)は充実しており、この炭鉱とBlaenavonの街の歴史を深く知ることが出来ます。 当時使われていた坑道へ降りるツアー(有料)もあります。 (私は地下へ降りる勇気がなくこのツアーは遠慮しました) 音声ガイドを使うと約2時間で展示場、炭鉱の設備を見ることが出来ます。 また、Big Pitは丘の中腹にあり、ここから眺めるBlaenavonの街は天気が良い日はとても綺麗です。 19世紀当時この炭鉱で働いていた労働者の賃金は1日当り、12時間以上の労働時間でたった8ペンス(当時は1ポンド=240ペンス)だったそうです。炭鉱、製鉄所を経営する経営者の中からIron Masterと呼ばれるお金持ちが生まれました。
炭鉱で採掘された石炭、製鉄所で作られた鉄をニューポートやカーディフに運送する為に、運河や鉄道の必要性が高くなり、運河、鉄道のネットワークもこの地方から発達しました。 蒸気機関車の発明はジョージ スチーブンソンと昔の社会科では習いましたが、本当はリチャード トレビシックがBlaenavonの近くのMerthyr Tydfil - Abercycom間で1804年に初めて蒸気機関車を走らせたこと皆さんご存知でしたか?
ホームページ: Blaenavon Ironworks: http://www.aboutbritain.com/BlaenavonIronworks.htm
Big Pit: http://www.museumwales.ac.uk/en/bigpit/ |