KenのWales 便り - No.29 " ♪♪ 大雪 ♪♪"
>>> メニューページに戻る 岡本賢一 この冬は異常気象で大変暖かく、雪など降りそうになかったが、先週の木、金と2日間に渡って大雪となった。なんでも15年とか20年ぶりの雪であったらしい。 ほとんどの車は通常のタイヤしか履いてないし、雪道の運転は慣れてない上に、普段と同じような乱暴な運転をする車がいるので、あちこちで事故は起こすし、坂道で上がれなくなったりして、除雪作業が進んだ幹線道路を除きかなり交通が麻痺してしまった。 多くの会社や商店など、昼でCloseして社員や店員を帰宅させたようである。 私の会社の周りの道路もClose され始めたというNewsがあり、昼で全員を帰してして、私も急ぎ帰宅したが、幹線道路は除雪され、比較的車両が多く走るのでAbergavenny の街中まではそう問題なく戻れた。 問題はその先。 私のFlatはAbergavennyの中心から少し離れて小高いところにあるので、家に戻る上り道で何台も車がスリップして立ち往生しており通行不能になっていた。 止まってしばらく待っていたが埒が空かず回り道するかなと考えていた矢先、道路沿いのメゾネットから出てきた中年のおじさんが、‘この先は通れないよ’という。‘私はこの先Pen Y Falに住んでいるので、仕方がないから回り道して帰るよ’というと‘ああ、その道も車が立ち往生していて通れないよ’という。そして‘ここからなら歩いて帰るのが一番だよ’、‘お前のは車ここにとめていけ’という。そこはメゾネットの専用駐車場で居住者以外は駐車禁止、駐車したらClamp upすると書いてある。 私がそれを言うとそのおじさん‘なに俺の名前はPhilipというが、俺を尋ねてきたことにすればいい。お前は俺の義理の兄弟ということにしておく’といってくれた。ううーん!まさにWales人の真骨頂。 直ちに‘有難う’といいそのPrivate Parkingに車を放り込んで、歩いて帰宅した。 帰宅後、となり近所の連中と話したらやはり街中に車を止めてきた人が何人かいて、中には30分以上歩いて戻ってきた人もいた。 Philipに感謝。ちょうどこの日は金曜日の午後であり、普通こちらの人たちは週末ならびに次の1週間分の食料買出しをするのだが、雪でスーパーマーケットにもいけず、比較的近くの店まで歩いていき買い物を済ませていた。 私は少し遠かったが、歩いてスーパー(Wait Rose)に買い物に行ってみた。このスーパーは町外れにあるので商店街を通り抜けていくのだが、ほとんどの街中の小売店は臨時休業であった。スーパーは開いているかなと気にしながら行ってみるとちゃんと開いていた。‘今日は平常どおりの営業ですか’とたずねるとそうだという。しかし、さすがにこの日は買い物客がほとんどおらず、店内は閑散としていた。金曜日の午後にこのような状態のスーパーを見たのは初めてであった。さて例の私の車。 翌日車を取りにメゾネットに行くと一人の初老のGentlemanが出てきて、‘あなたか、この車を止めたのは’という。そこで早速‘私はPhilipを尋ねてきた義兄弟です’と言われた通りいうと、この紳士‘ふうーん、Philipに日本人の義兄弟がいたなんて知らなかった’と皮肉っぽくいう。すかさず私も‘実を言うと昨日から義兄弟になったのです’といい、片目をつぶると、私の顔を見てにやりと笑った。 2007年2月中旬
 私の家に行く路上で立ち往生している車
 ほとんど買い物客がいないスーパーマーケットAbergavennyのWaitrose |