KenのWales 便り - No.19 " ♪ Canal Walkと醤油 ♪"
>>> メニューページに戻る 岡本賢一
冬至から1ヶ月以上が過ぎ、少し日が長くなってきた。 もうすぐSnowdropも花を咲かせる。 この一月は比較的雨が少なく乾いた日が多い。 今日は冷え込みが厳しいが、朝から雲ひとつない青空で、すばらしい冬ばれとなった。
夏ならば周辺の山歩きがいいが、この寒い時期になるとさすがに山歩きは減り、代わりにCanal walkの人が増える。 しかし夏に比べればはるかに少ないが。
このCanal(運河)は、その昔石灰石や石炭あるいは鉄などを山から港まで船で運ぶために人工的に作られた川である。しかしこれらの産業の衰退とともに運河としての機能は忘れ去られて、一時期は荒廃してしまった。今はこの運河を整備整頓して、たとえばNarrow BoatというCanal 専用の船で1-2週間かけて旅をしたり、運河沿いに歩いたり、観光目的に生まれ変わった。
友人からCanal-walkをしないかといわれて、久しぶりに近くのCanalにでかけた。 友人の仲間も加わり4名ほどでCrickhowell(地名)からLlangynidr(地名)まで約3時間、ゆっくりと歩いて、冬の景色などを楽しんだ。冬になると、カナルの両側の樹木はその葉を落としてしまうので、周りの見通しがすっかりよくなるのである。 夏には気がつかなかったところに小屋があったり、見えなかった山やホテルなどがここから見えたと、新たな発見に小さな喜びを見出すのが冬の時期である。 またところどころに渡り鳥なども来ており、いろいろな種類の鴨などが見られるのも楽しみである。
夏の間はたくさん見かけたNarrow boatも、冬の間はほとんど見かけなくなる。これにはわけがあり、運河はところどころRockという水門で区切られているが、冬の間に水を抜いて掃除をするので、船の運航ができなくなる場合がある。このNarrow boatは、狭い運河でもすれ違って航行ができるよう幅が狭く設計されており、内部はベッドにキッチン、ダイニングと狭いながら一応の生活ができるようになっている。 Narrow boatで気ままに長旅をする人は、たまには停泊した場所近くのB&Bに泊まって気分転換を図ったりすることもやるらしい。 私も、時間があれば一度はやってみたい。
Walkingの後はみんなでこの友人の家でいわゆるDinner(昼食)をやった。 このDinnerは休日の午後ゆっくりと食事をするもので、通常は日曜日の主要な食事で、Sunday Lunchといって夕食をかねている。 彼らが言うこのDinner とSunday Lunch、なかなか私には区別がつかないのだが、思うに日曜日はゆっくりと起きて朝食を済ませた後、教会などに行って、その後家族が集まってこのサンデーランチとなる。 したがってランチとはいえDinnerに匹敵するくらいに豪華であり、Volumeも半端ではない。 それでDinnerともいうのかな? この日はローストポークそれに茹で野菜、サラダ、など並べられていたが、ふと気がつくとテーブルの上に小さい醤油瓶がおいてある。 以前私があげたものだ。 友人に‘醤油はすきなのか’と訊くと焼いた肉や魚によく使うという。 みんなに、‘このローストポークに醤油を使ってみて、それはおいしいから’と薦めてみた。はじめは微妙な顔をしていたが、やがて全員が‘うん、確かにおいしいものだなー’と珍しく共感を得た。 ひと安心。
2006年1月下旬

冬のCanal (Llangynidr付近)
Usk川Clickhowellの橋(以前添付した写真で洪水になりかけていた同じ場所)
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