KenのWales 便り - No.20 " ♪ Colesbourne Garden のSnow drops ♪"
>>> メニューページに戻る 岡本賢一
この冬は、Walesにしては珍しく雨の少ない乾いた日々が続いたが、2週間ほど前からようやく雨と雪が降り出した。 といっても日本で言う通り雨に近く、サーッと降ってはやみ又サーッと降るといった具合で、時に雪も混じる。 日本で言うと春の嵐みたいなもので、Walesの典型的気候。 春を身近に感じる。 羊や馬も戸外に放牧され、まもなくおいしいSpring lambの季節。 生まれてきた子羊には申し訳ないが。
寒かった気候で、少し開花が遅れていたSnow dropも小さなつぼみを開きだした。白い可憐な花で、私が大好きな花のひとつ。長く暗い冬が終わり春の到来を告げてくれるような気がする。毎年開花を楽しみにしている。 今まではその辺に咲いている野生のものしか見たことがなかったが、知人がSnow drop が好きならここに行ってみたらと、Private Gardenを紹介してくれた。 車で1時間半くらい離れたGloucester市の近くにあるColesbourne Gardenという個人の屋敷で、何でも200種類くらいのSnow dropが植えてあるとのこと。 今頃の開花時期に土日の半日のみ一般公開するとのことで、早速先週の土曜日に訪ねた。 英国には観光用のパンフレットなどには載ってなくて、人知れずにすばらしい場所があり、折に触れて一般公開してくれるが、そうした機会を捉えて訪れると、観光化した名所とは一味違ったすばらしい雰囲気を味わえる。
Walesを出たときは霧で天気が心配されたが、Colesbourne に到着するころはすっかり晴天になり絶好の花見(?)となった。
庭の中は自由に散歩ができ、数え切れぬ種類のSnow dropが植えられており、今までに見たこともない大きなものや、丸い袋のような花、そして新種といっていたが、わずかに緑の色を帯びたものなど、本当にこれだけの種類があるのかと、改めてSnow dropを見直した次第。 この庭の責任者でDr. J. Grimshawが見学者の質問に懇切丁寧に答えていた。ある人が質問のあと、「あなたは植物博士でしょう」というと、「私は研究者である前にいちGardenerですよ」と、敬服するとともにSnow Drop のようなすがすがしさを感じた。
観光案内には載ってない庭でも知る人ぞ知るで、想像以上に多くの人々が訪れていた。 Snow dropに混じってクロッカスなどの花が咲き始めており、庭園内はすっかり春模様。 個人の庭といいながらその広大な敷地の中には、川が流れ、池があり、小さいながらも立派なPrivateの教会まである。 そして見学者用の小さな喫茶室ではお茶とケーキが楽しめるようになっており、私も歩き疲れた後に立ち寄り休憩を取った。たっぷりしたお茶と大きなケーキを2切れもつけてくれてわずか2ポンド。 どこかの商業主義に陥ったGardenとは随分違う。 おなかも膨れ大変幸せな気分での帰途となった。 2006年2月下旬

Colesbourne Garden

Snow dropsの絨毯 Snow dropsとCrocuses
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