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補習校便り 2007年8月

2学期の始まりに

田口知子

 七夕バザーの日に持ち帰った朝顔が、今週ぽっと一つ花をつけました。育ちが遅くあきらめかけていたので、毎朝わくわくしながら見ています。さて、先週のサマースクールには16名が参加しました。すいかわりをはじめ、ぎょうざ作り等、新たなアイデアが楽しかったです。ヘルパーの皆様、ありがとうございました。

今回は、日本から巡回訪問班の先生方を三人お迎えし、大阪府池田市立緑丘小学校の佐々木豊校長先生が、漢字のおもしろ学習の授業を1時間行ってくださいました。ウォーミングアップは、自分の名前をアピールする自己紹介から。「さっそうと登場、ささき君、きまってるぜ、ユーモアたっぷり、かっこいいぜ」ですばやく子供の気持ちをつかんだ後、豊の漢字から左右対称の漢字を見つけるゲームへ。小3ジョエット君が発表した轟の漢字に、皆から感嘆の声。佐々木先生から子供さんの名前の由来について説明を聞いた後、みんなで自分の子供につけたい名前を考えます。小2緒方さんの「雪が好きだから、雪子」小2高橋さんの「夕焼けに花を見るのがすきだから、夕花」に拍手。「漢字を丸暗記することがすべてではない。言葉に願いをこめたり、自分で考えて意見を言えたりすることが大切。習った漢字を忘れることは、怖くない。それよりも感じる心を忘れないで」と、一言一言子供たちに語りかけて下さいました。

 二日目の工作は、アーティストとして活躍されている青柳礼子先生が、指導に来てくださいました。前日取り組んだ紙の折り染めを貼った、いろんな形の筆立てや物入れが完成すると、青柳先生は、子供たちの目線で一人一人の工夫をおもしろがってくださいました。そして「久しぶりに子供たちと活動できて楽しかった」と、子供たちの豊かな発想に感動しておられました。習字は、ソーン先生が書いてくださっていたお手本を見て練習しました。ちょうど北東イングランド補習校の赤澤栄子校長先生が来られていて、お得意の習字で高学年生徒をご指導下さり大変ありがたかったです。多くの方の支援に恵まれたサマースクールでした。

 サマースクールに特別参加して北東イングランド補習授業校 校長 赤澤栄子
この夏は、サマースクールに出席されていた児童生徒の皆さんとその保護者の方々のきらきら輝く瞳をたくさんいただきました。それは、英国の空が編み出す数少ない真夏の光のように、温かく限りなく澄みきったものでした。二日間の出来事から(調理実習-この上もない愛情こもったおいしい味/図工―計り知れない創作センス/書道に向かう姿/西瓜割り/合間にうかがった保護者がもつ「子」への慈しみ)どの枠をとりましても、皆さんの活躍の中に補習校が最も大事にすべく「力をあわせた営み」を感じました。「周りの大人が与え伝えていくもの、そして楽しみながらそれらを体得していく様子」が悠々と流れていった時間をあらためて思い出しております。これが「補習校の基である」と。

学校環境に浸り年齢を重ねた私にとりまして、このたびはまた一つ貴重な学びを得た次第です。突然の訪問にも関わらず、溢れる笑顔で受け入れて下さいまして、ありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。(07 年8月25日)