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補習校便り 2009年2月  


授業風景から(書き初め)


 小学一年生では    
  担任 ブラックモア輝美
 一時間目に習字がありました。「かぞく」と「日ので」の好きな方どちらかを選んで書きました。毎年ながら、一年生が始める前から手を真っ黒にしているのは笑えます。初めは鉛筆のように手を半紙につけて書いている子が多くいましたが、一時間足らずの授業で、みんなとても上達しました。こうやって一年に一回、筆を使って書くのもいいですね。


小学三年生では
    担任 河合淳子

 先日の書き初めは、三年生六人が図書館の大きい机に一人ずつすわり、場所をたっぷり使ってなごやかに行われました。まず、お習字のソーン先生がお手本を示しながら、筆をまっすぐ縦になるように持つことやあせらずゆっくり書くこと、紙のどのあたりに筆をおろしたらよいか、バランスの取り方などを、丁寧に指導して下さいました。その後、誰もが真剣な面持ちで、お習字に臨みました。最初はおっかなびっくり、細く元気のない字だったのが、ソーン先生に一人ずつ指導を受け、励まされ、短時間のうちにのびやかな字になっていくのに驚きました。補習校では、一月の書き初めとサマースクールの二回しかお習字のお稽古がありませんが、これを機会に、ご家庭でもみなさんで挑戦してみてはいかがでしょうか。

先々週のコーヒーモーニング  田口知子

今回は、英国人のお父様方と語る会でした。2組のご夫妻と四人のお父様(英国人1名と日本人3名)、参与の松井先生と私の合計10人が集まりました。運営委員長の中島さんと会計の矢澤さん、当番で来られていた菊地さん、参加してくださってありがとうございました。

最初に、お父様方の補習校への思いについてお聞きしました。現地校の友達に、土曜日も勉強していると言うと、みんな驚くそうです。子供達には日本語の勉強を強制したことはなく、楽しく通学しているというコメントに安心しました。学年が上がれば、現地校の勉強とのバランスを考えたり、日本語力について、心配な点が出てくるかもしれないが、日本語の勉強は、子供の将来の選択肢を広げる、また日本文化に触れる貴重な場であると、補習校に大きな期待を寄せられていることが分かりました。また、最初は、補習校で算数を勉強する必要は無いと思っていたそうですが、九九の暗唱など計算が速くできるのがよいと、日本の算数を評価してくださっています。できれば、地理や歴史を学習する機会もあるとよい、また身近な地域に、学齢前の国際児が非常に多いので、将来の幼児部の可能性について具体的に検討してみたらという意見が出ました。算数教育については日英の違いに興味がひかれます。これからも情報を増やしたいと思いました。



コーヒーモーニングに参加して 
学校参与  松井みどり

英国人のお父様方が「自分達にとって補習校がいかに大事か」「だから何としても存続させて欲しい」「万が一閉鎖ということになったら、自分達はどうしたらいいだろう」という発言があり、その熱意に感動しました。その熱意にこたえる為に、補習校は今何をすべきかを考えさせられました。補習校創立の精神を生かしながら、なおかつ新しい環境を上手に取り入れていかなければならないということです。(2009214日)

 講師の声(日々雑感)  小5,6年担任 細田貴子

 大雪が降りましたね。八戸育ちの私には、決して驚くほどの積雪量ではありませんでしたが、地元の人は大騒ぎでした。何しろ学校が休校になるなんて、非常事態です。ちょっとリアクションが大きすぎるような気がしたのは、私だけでしょうか。初日は、朝から大勢の人々がストリートに出てきて、雪合戦やら、雪だるま作りを始める騒ぎでした。わが家も近所の友達に誘われて傾斜のある公園へ。そこのお母さんがそり代わりに持ってきたのはなんと、トレイ、つまりおぼんでした。それが子供たちの格好のそりになるとは、思いもよりませんでしたが、子供たちの喜びようといったら・・・。古いおぼんでここまで楽しめたら言うことありませんね。うちの圭吾くんは「人生で一番楽しい日だ」とまで言うはしゃぎようでした。

 算数、数学の力を伸ばすには(1) 田口知子

 特に小学校低学年では、時間や物の長さ、液体の量を身近な生活の中で、たくさん体験学習しておくことが大切です。今、何時、あと何分、1mや1㎗とはどの位か、といったことは、遊びの延長で学習できます。つまり、遊びながら時間を確認したり、おやつのジュースを飲みながら、量を確認したりするということです。生活算数とでもいってよいでしょう。意識すれば、こうした学習の機会は、いくらでも作り出すことができます。

図形についても、同様です。積み木や図形パズルで遊ぶことで、形をイメージする力や先を見通す力が育ちます。私の母は、小2になっても、手の指、足の指まで使って計算する私を見て、この子は大丈夫だろうかと随分心配したそうです。母は「あの時代は、誰もが生活するのに必死で、子供の教育どころではなかった」と言いますが、毎日勉強を見てくれていたのですから、母なりにこれだけはという思いがあったのでしょう。勉強の後のダイヤモンドゲームも、私には大きな楽しみでした。まさか教育効果を期待してのことだったとは思いませんが、私はすっかりこのゲームが気に入って、母を相手に飽きることなく何回も何回も遊んだものです。あのゲームでかなり脳トレができたのではないかと思います。遊びでも何でも、一つのことに集中する経験は、子供の持続力や創意工夫する力を育んでくれます。低学年の間は、机に座って問題集と取り組むことだけが、勉強ではありません。

とはいえ小学校の間は、計算力をしっかりと見につけておくことが不可欠です。これは、百ます計算で鍛えられます。毎日5~10分時間をかけることで、確実に正確さとスピードが伸びます。結果が、目に見える数値で出るので、自信とやる気も育ちます。中学生になっても、基本の計算練習は、数をこなす必要があります。方程式の計算など、時間を計って練習してみるとよいでしょう。ある程度、基本の計算力が身についたら、弱点補強をします。つまり間違い直しです。そのことで、先週の小2の算数の授業で、感心する出来事がありました。(2009221日)

  講師の声(教室の風景から) 中1,2年担任 ハリス裕子

2月7日の補習校が雪の影響で休校になったことに伴い、授業時間が延長になりました。高学年の生徒達からはブーイングが出るのではと、覚悟して授業に臨みましたが、誰一人として授業延長に文句を言う生徒はいませんでした。さすがです。正直言って本当に感心しました。午後の小1の算数は、1時間目は普段と変わりなく進み、あまり疲れた様子もなかったので、ほっとしました。それが二時間目になり、授業が進むにつれ、欠伸をする子、そわそわし始める子、「先生、眠い」と訴え始める子が出てきたので、一旦授業を中断し、みんなで体を動かすゲーム(リングリーダーを一人決め、その子の動きをまねる。リングリーダーが誰か知らない子が一人いて、その子がみんなの動きを見て、リーダーが誰かあてる)をしました。5分ほどして、子供たちもまた元気が回復した様子だったので、また授業に戻りました。緊急対策としてのゲームでしたが、功をなしてほっとしました。


   算数、数学の力を伸ばすには(2) 田口知子

算数、数学の力を伸ばすには、弱点補強をすることです。宿題のプリントは特に低学年の場合は、家庭でチェックして、正解の状態で提出されます。子供ができなかったところは、説明の書き込みを残しておくか、書き直してあると、できなかったところが教師にもつかめます。家庭で直した部分は、印をつけておくと、次に類似問題をする時に、できるようになったかどうか、ご家庭で追跡チェックするのにも役立ちます。宿題でミスが多かった問題やまめテストで理解不足の部分は、授業でその都度弱点補強をしますが、ご家庭からの情報も有益です。例えば、親子だと「どうして分からないの」とつい感情的になってしまうこともあるようで、宿題の問題の横に、「説明してやってください」とメモをつけて下さったり、「今でもよく間違うので、授業で再度、説明してもらえませんか」とメールを下さったり。必要に応じ補習校と家庭とで情報交換しあえるとよいと思います。

次に、間違い直しの方法についてです。テストなどでケアレスミスが気になる場合は、特にそうですが、間違いをそのままにしないことです。間違い直しをする場合は、必ず問題からノートに書きます。そうすれば時間をおいて、繰り返し、間違った問題と取り組めます。高学年になれば、問題を切り貼りしてもいいです。小2の場合ですと、専用のミスノート(大判の大学ノート、ページの左に問題、右に解答)を作らせている方、宿題プリントの裏に「おまけ、ママからのプレゼント」の見出しつきで、できなかった文章問題等を、裏一面にお母様が書いてあげている方、一度書いた答えを消してテストのコピーをとって、再度取り組ませている方・・と、お子様にあった方法がいろいろ工夫されています。

先日、授業の後半に、理解度チェックのプリントと取り組んでいた時のことです。A君がノートを持って、質問に来ました。家で一生懸命書き写したのでしょう。テストでできなかった文章問題が、大きな字でノートに書いてありました。おそらく家の人に、「先生に聞いてきなさい」と言われたのでしょうが、感心しました。子供自身がもっとよく分かりたいという気持ちが、学びの原点です。家庭と補習校とが連携し、きめ細かい学習を進めることで、子供達の学ぶ姿勢が育っていきますように。(2009228)