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補習校便り 2008年9月
日本からのお便り 田口知子
★本の読み聞かせの思い出 保護者による本の読み聞かせ、まだ続いているでしょうか。私は、日本に帰国しても小学校で続けていました。読み聞かせの時間は、子供達がとても楽しみにしてくれているので、私もやりがいのある時間でした。補習校で体験させていただいたおかげです。補習校のホームページを見ると、とても懐かしくて風景や学校の様子が思い出されます。私たちにとって、ずっと大切な温かい思い出です。いつかまた訪れたいふるさとです。
★「体験取材!世界の国ぐに イギリス」を見て
久しぶりにウェールズ校の様子に触れられてうれしかったです。授業の中にも、先生や保護者の温かいまなざしがあり、そして生徒達も自然体が良いですね。それに現地校の素顔、ウィッチャーチの街案内、羊牧場の話、自然とのふれあいなど、こういった目線の低い紹介本は珍しく、私たち夫婦も結構楽しめました。(2008 9月6日)
遠足に行って 田口知子
雨の日が続いた上に、当日も朝から雨。今年の遠足はどうなることかと思いましたが、うまい具合にお昼の前後で、雨がやみ、外遊びもピクニックもできました。到着して最初に、スケッチをしました。二階の軒下のベンチや、室内の大きな窓の前に座って、目の前に広がる山を描きます。雨がやむと雲がゆっくりと山の上方へと動き、山肌がくっきりと姿を見せていきます。郷愁を覚える山の風景でした。時々小鳥がやってきて、目の前の手すりにとまると、「あれは、・・という鳥だ。」と名前を教えてくれる児童も。スケッチの後は、俳句にチャレンジ。作品を思いついたら、絵の横や裏に書きとめます。
お昼になると、お弁当を持って外のベンチへ。部屋を貸してもらえたので、室内に残る生徒も十人ほどいました。少しして、室内にいる班員を確認しに来た班長さんがいて、感心しました。室内グループは、みんなで一つの大きな輪になって食べました。
お弁当の後、高学年の生徒がサッカーを始めると、低学年の生徒もお弁当を食べ終わって徐々に集まってきました。「入れて」と言う低学年に、「いいよ」と言って、うまくチーム分けをする班長さん。百済先生も、子どもたちにリクエストされて、仲間入り。芝生がぬれていて走りにくく、おまけに端の方は洪水のような水たまりができています。そちらにボールを入れないように冷や冷やしながら、みんなでボールを追いかけました。あきらめずに、ボールを持参した生徒の気合に脱帽です。
みんなでのびのびとサッカーをしているので、声をかけるタイミングを見計らっていると、再び雨が降ってきました。そこで室内に避難して、今度は句会です。まず各班で、代表作を二句選びます。短歌もよいことにしました。作品を真ん中に「どれがいい」と班長さんがみんなの意見をまとめていく姿も、頭をつきあわせて、みんなで相談している様子も、ほほえましいものでした。中には、絵に集中し、俳句ができていなくて、その場で俳句を作る高学年の生徒もいました。皆、一生懸命です。代表作が決まったら、短冊に書いて、前に貼り出します。「低学年が読めないといけないから、振り仮名をつけました」高学年の気配りにも感心しました。この時、作者は分からないように、名前は裏に書いておきます。
作品が出揃ったところで、好きな作品やよいと思った作品に、全員で投票します。この時、「一等賞の子にあげてください。」とお菓子を差し入れてくれた田中新大君の気持ちもうれしいものでした。一等賞は、九票ずつの同点で二人になったので、私のお菓子と合わせて進呈。入選作は、「灰色の雲の下でお弁当」「暗闇を光で照らす太陽はブレコンでの初めての景色」。最初が中3阿部真澄さん、次が小6大辻哲平君の作品でした。おめでとう。 (2008 9月13日)
先週のコーヒーモーニングから 田口知子
一回目のコーヒーモーニングが終わりました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。昨年、一昨年と、一日授業を担当していたために、土曜日は時間的な小回りがきかず、保護者の皆様の声をお聞きしたり、皆様のご相談に対応したりすることが十分にできませんでした。その反省を元に、これからは保護者の皆様の声を直接お聞きできる場を大切にし、皆様の声にきちんと向き合い、お子様を安心して通わせていただける学校であるように、ベストをつくそうと考え,この場を設けました。
今回のコーヒーモーニングでは、作文について話題がもりあがりました。「日記の内容が、いつも同じでつまらない。どうしたら、おもしろいものが書けるのか」「あのねちょうを家で書かせるのに、苦労している」作文というと、必ず登場する声です。もしかしたら永遠の課題なのかもしれません。
教科書学習では、文を書く上で基本となる文法事項や、低学年では、順序よく説明する方法、高学年では、構成を考えて書く方法などを学びます。しかし、それだけで、まとまった作文がすぐに書けるようになるわけではありません。そこで本校では、2学期を作文指導月間とし、作文の書き方を段階的に指導しながら、文集用作文を完成させています。題材探しのこつから、どこをどのようにふくらませて書けばよいか、具体的に指導します。私も、先生方から要請があれば、教室指導や下書きの添削などの支援に努めます。また職員会でも各学年の取り組みを報告しあって、成果や課題を共有しながら進めていきたいと思います。それでも、学校でできることには、限界があります。作文力は、苦労しながらも継続して書き続けることでしか、のびません。学校は作文を書くきっかけを与え、意欲を引き出すお手伝いはできますが、実際に時間をとって書かせ、書くことを習慣づけていくのは、家庭でしかできない働きかけなのです。(つづく)(2008 9月27日) |