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【住居の決定】

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 住居が見つかるまでは、ホテル暮らし等をされる方もあるかと思います。長い時間を過ごすところですから、出来るだけ希望の所を見つけたいですね。特にお子さんがおられる方は、学校のレベルも気になるところです。かといって、予算の都合上、長い時間もかけられない。中々頭を悩ます問題ですね。特に12月に入りクリスマスシーズンには物件が少ないことが多いようです。

 住居のスタイルは、FLAT(日本でいう賃貸マンション)・一軒家(Detached)一二軒一棟(Semi-detached)等

 また学生さんでしたら、Room Shareという1件の家の部屋のみを借りる(他人と同居になります)と言う形式も多いです。

 

 借りる時は、家具付き(Furnished)/家具なし(Unfurnished)がありますが、総じて家具付きの方が賃貸料は高いです。大家さんによっては、家具なしで募集していても、家具付きにしてくれるところもありますが、家賃が上がります。赴任等、将来的に帰国することが確実であれば、家具付きを多く借りられています

 残念ながら、日本のように賃借人が代わるたびに畳を替え、壁を塗り直してくれるわけではありませんので、内装の質には大きなばらつきがあります。基本的にテナントよりも大家の立場の方が強いようです。ペットの受入は困難です。また、喫煙を断るところも多いので、条件に気をつけられるか、ホタル族を覚悟が必要かもしれません。

 

 また、大家の都合により12年で家を出なければならない事も多<、5年間全く引越しなしですむ人もいれば、毎年家がかわっている人もいます。これは運次第です。

以下は、トラブル防止やイギリスの賃貸事情を理解するための参考にして下さい。

 ●不動産業者と住む場所

  最近は、日本と同様、インターネットで家を探せます。(都市名 House Rentで検索してみてください。)希望の家があったり、その地区で物件を持っている不動産屋があれば電話やメールでコンタクトをとりましょう。

  勤務先と家族構成によって、通勤・通学の便を考えることと社会的また治安上の条件を考えて家を選ぶことが大切です。特にイギリスは地区によって治安状態がかなり変わってきますので気を付けなければなりません。よく、会社の同僚等に確認して地区を決めてください。

 

 ●契約前の確認 
  イギリスの賃貸事情は日本と大分異なりますので、必ずしも希望通りの家に住めるわけではありま
せんが、希望の条件は初めからきちんと伝えるようよく整理しておくのが後からのトラブルを防止する為のポイントです。また、契約にサインする前に、どこまでがテナントの責任であるがをはっきりさせるのも大切です。

  

  <一般確認事項>
  ・ サテライトの取り付けは可能か。(これは日本のテレビを見る為に必須です。) 
  ・ 水道代はレート支払かメーター支払か。
(メーターは実際使用量が請求され、レートの場合は       水道使用量に拘らず、一律料金です。日本人は一般的に風呂・シャワー・洗い物等水の利用がイギリス人より多いので、レート使用の家がお徳かもしれません。) 
  ・ 水道はレート使用であれば、家賃に含む事は出来るか。
  ・ 庭の手入れは誰がするのか。(大家・不動産が管理する場合、家賃が上がる可能性がありす。)
  ・ ガス・セントラル・ヒーティングか。(これ以外の暖房設備(電気ヒーティング等)ではあまり暖かく  ならないようです。)
 
 ・ 電気シャワー付きか。(3人以上の家庭では必須です)
 
   こちらはタンクにお湯を貯めますので、その湯がなくなるとお風呂のお湯が沸くまで時間がかかります。
  ・ その他、家具・電気製品・絨毯等の取り替え・購入希望もこの時交渉します。

 

 ●契 約  
  賃貸の契約は、不動産の仲介または直接大家との間で行われます。契約の種類は6ヶ月
/12ヶ月契約が普通ですが、それぞれ内容が異なります。基本的に全家具付きを借ります。 

  契約は個人ですることになりまが、その際、家賃1ヶ月分十ボンド(家賃1ヶ月分)十不動産手数料(不動産を介す場合)が必要です。このボンドは契約終了のときに戻ってきますが、備え付けの内装・家具等にダメージ・損失・汚れがある場合は、その分差し引かれます。

   ガス・電気・水道・住居税もこの時手配されます。不動産が手配してくれる場合と、個人でしなければならない場合といろいろです。電話、TVライセンスは個人で連絡します。

 
 <家に備わっているもの> 
 家具付きで借りた場合ですが、その内容・質はピンからきりまであります。
  備付のものの維持管理責任は全てテナントにあります。すぐに壊れてしまいそうな家具等はインペントリーチェック(次項参照)の際に指摘することをお勧めします。古い電気製品等は、交渉次第で新しいものに変えてくれることもあります。通常、以下のものが備わっています
   ・絨毯(またはフローリング・タイル等)、カーテン
  
   ・家のかぎ(スペア付きというわけではありません) 
   ・ペッド・タンス・ダイニングテーブル・イス等の家具
(掛け布団・枕・シーツ等は個人購入)
   
・ガス(電気)レンジ・冷蔵庫・洗濯機
   ・掃除機(たいてい大変旧式なもの。(長く滞在する場合は自費で新しい掃除機を購入するのも1    つの手段です。どの家も古く、重くて吸い取りの悪い掃除機しか置いてないようです。)  
   ・芝刈り機(これも旧式なものが多い
) 
   ・各部屋の電灯
 
   ・鍋・皿・ナイフ等
(使い古しがほとんど。割ったりした場合、同じ物に取り替えるのは面倒ですの    で、長期滞在の場合、入居時点でダンボールにしまっておくのがよいと思います。)

 <インベントリーチェック>

  契約時、テナントの持ち物が入れられる前に、家に備えついている内装・家具・カーテン等の数・場所・状態を調べるのがインペントリーチェックです。契約終了時にもインベントリーチェックが行われ、契約時のインベントリーチェックを下に、内装・家具等の修理・交換・掃除等の必要性が判断されます。この結果により、デポジットがいくら返ってくるかが決まりますので、契約時のチェックは詳細にしなければなりません。
 
特に、長い間貸家にされている家の場合、以前のテナントによる損害がそのまま持ち越される可能性があります。契約時に傷・染み等の損害を指摘しない限り、その責任を全てかぶせられる場合もあります。不動産・大家によっては契約時ずさんなチェックを行い、契約終了時は念入りなチェックをするところもありますので、しつこいぐらい細かくチェックして下さい。傷や染みの多い家では、入居前にビデオや写真を撮るのもよい証拠になります。

  具体的には次の手順でチェックが行われます: 
  
   1)各部屋の壁・絨毯の色と状態、家具・カーテンの種類と状態
    ()
       
居間: 壁と天井白ペンキ塗り、窓際にいくつかの染みあり、絨毯の色ピンク、真中にタバコの
    
跡。2つの窓にセットの新しいカーテン、ピンクと白の花柄。パインのダイニングテーブルーつ、
    表面に傷数箇所、セットのイス4脚、アンティークの茶
箪笥1つ、黒いテレビスタンド、水色の
    ソファセット、脇に染み。
  
     物置
: XX製掃除機1(動かない)、はたき1つ。 
     
2)電気・ガスメーターチェック(各メーター値を書き込みます)    3)内容を確認して両者サイン。  必ずインベントリーチェックリストのコピーを貰うようにします。また、翌日中に電気製品等が機能するか確認して、問題がある場合は文書にて(記録のためコピーを取っておいた方がよい)報告します

 

 <大家(不動産屋)の義務 > 
   契約内容によって異なりますので一概には言えませんが、基本的にガス関係や雨漏り等は大家の
責任で管理されます。

 

 <家賃の支払い>
 

  家賃は、大家か不動産屋(契約の形によります)に毎月払いで支払います。支払方法としては、自動振替か、毎月チェックを送ります。(単身の方、出張の多い方は自動振替が便利です。)

 

 

   ●不動産屋・大家との交渉・連絡 
  不動産屋または大家との交渉では、契約の解除通告や更新等の場合必ず書面
(手紙)にて行わなければなりませんが、機械の故障・雨漏り等の報告はほとんど電話で済ませるのが普通です。電話連絡の場合、相手の名前を控えておけば後々便利です。文書連絡は全てコピーを取っておく事を勧めます。   <契約後の交渉>  契約した後で、家具の交換や内装の変更等希望を出す場合、それが受け入れられるかどうかは、大家の予算・性格・居場所等によります。予算の少ない大家に新品の絨毯を入れてくれと頼んでも無理な話ですし、大家が外国に住んでいる場合は連絡が難しく、また壁に釘1つ打たれるのもいやな大家もいます。反対に、家の価値を上げるため、熱心に改善に努める大家もいれば、リタイヤ後の趣味で家を改装する大家もいるようです。  希望を出す場合は、「駄目もと」でするのがよいでしょう。  ただ、自分が他人の所有物を借りているということを忘れてはならないと思います。   <故障時の連絡>  家または家に備えついている物に問題がおきた場合、それを報告するのはテナントとしての義務です。ひどい雨漏り等急を要する事態でないかぎり、全て文書(またはFAX)連絡でも大丈夫です。(話英語に慣れないうちはこの方が楽ですし、イギリス人は文書にするのを好む傾向があります)

  一つ言えるのは、どのような家でも、何らかの故障が(家によっては相当頻繁に)起きるもので、大家・不動産の対応は多種多様です。イライラさせられることも多いですが、気長に向かっていくしかないようです。

 

 ●契約解除
    これも各契約によって様々です。通常、契約期間が過ぎた後であれば、テナント側からは1ヶ月通告で解除する事が出来ます。また、契約期間終了時に家を出る場合でも、1ヶ月前に通告しなければなりません。  大家・不動産側からは、契約期間終了後は2ヶ月通告の形が普通です。  通告は両者とも署名付き手紙で行われなければなりません。

  家具・内装は、契約時の状態にして置く事が要求されます。家を出る最終日に、テナント立ち会いで上記インペントリーチェックが行われ、修理・改装が必要かその場で判断されます。デポジットはインベントリーチェックからだいたい1ヶ月以内に戻ってきます
                                      (編集委員 水野記)