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水桜会ニュース‘チャリティーコンサート’

 2002年から2004年まで 王立ウェールズ音楽演劇大学大学院で勉強され 日本へ帰られたピアニスト根岸幸代さんが 6月に来英されるというお話がありました。 根岸さんは カーディフの音楽大学で2年間勉強された間にウェールズが大好きとなり 日本へ帰られてから‘ラブ・スプーンの会’を主宰されて 音楽活動を通して日本とウェールズの架け橋になっていらっしゃいます。
  「補習校の子供さん達の為にちょっとピアノを弾きましょうか?」というご親切なお申し出をしてくださいました。 それを聞いて「有難い! そういうことであるなら 補習校の運営資金援助の為のチャリティーコンサートをして頂けないか?」と思いつきました。 ウェールズにおける日本企業の縮小や減少に伴い 日本人会の規模も縮小し いろいろな面で補習校運営方法を考え直す必要が出てきていました。 そのような時でしたので 根岸さんのお申し出に飛びつきました。 
根岸さんは快くお引き受けくださり カーディフでご一緒にコンサートをする予定になっていた大学院での同級生Graham Jonesさん(クラリネット奏者)ともご相談くださいました。 Graham Jonesさんも「喜んで」とご承諾くださいました。 
出演者が決まったところで 会場探しやチラシやポスターの準備 当日のプログラムに更に魅力を持たせる為のラッフル景品供出のお願い 当日の会場整理やお手伝いの段取り 全て素人による‘手造り’のチャリティーコンサートはこうして始まりました。 もう少しプログラムの幅を広げましょうかということから 直前になってローカルの男声合唱グループ`bechgyn bro taf’にお願いしたところ ここでも快諾してくださいました。 結果はお陰様で大成功に終わりました。 切符の販売から当日の会場整理やラッフル景品の集配など日本人会の委員の方々にも大変お世話になりました。 宣伝活動や当日会場でのラッフルチケット販売や後片ずけなどは日本人大学生やカーディフ在住の一般の方々にとても助けて頂きました。 陰になり日向になってご協力頂いたそのような方々のご協力が無ければ チャリティーコンサートはあれほど成功しなかったと思います。 
ボランティアとして会場でお手伝いくださった佐藤公美さんに コンサートの感想を書いて頂きました。 佐藤さんは カーディフ大学応用言語学部の
Diploma Post Graduateコースで日本語教授を選考され 今年9月に日本へ帰国されます。 以下佐藤さんの原稿を添付します。 その他にもチャリティーコンサートの様子は補習校ニュースにも記載されていますので これもあわせて是非ご覧ください。  (コンサート主催者‘水桜会’代表  松井みどり)

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 6月24日、土曜日の快晴の中、多くの方が‘水桜会’主催のチャリティーコンサートに足を運んでくださいました。 私はボランティアの一人としてこのコンサートにかかわることができたことをとても嬉しく思います。 演奏家、合唱団の方々を初め、ポスター作りから当日の会場運営その他、全てがこのチャリティーコンサートの趣旨に賛同したボランティアの手によって行われました。 また、日本企業からラッフルの景品(電子レンジ、DVD、醤油等)を提供して頂き、コンサートを更に盛り上げることができました。 私は当日、赤いハッピをまとい、他2名のボランティア学生と一緒に会場入り口でラッフルチケットを販売しました。 このようなコンサートのお手伝いをするのは初めてで、どのような方々がいらっしゃるのか、どのくらいの人が興味を持っていらしてくださるのか、内心ドキドキワクワクしていました。 コンサートが始まる30分程前から徐々に人足が多くなり、受付では列ができることもありました。 来てくださった方は日本人やイギリス人など様々で、もちろん子供たちの姿もありました。 子供たちはラッフルを「くじ」と言うと、大はしゃぎで何枚も買い求める子もいました。
  コンサートが始まる頃には会場は満員、予定より多い116名が来場してくださいました。 そして、午後7時コンサートが始まりました。 ピアノの根岸幸代さんの挨拶にもあったように、ウェールズの自然を思わせるような、雄大で伸び伸びとしつつも繊細な音色が教会に響き渡りました。 ピアノとクラリネットのハーモニーがとても綺麗で、一瞬、別の世界にいるような錯覚まで起こさせてくれる音でした。 クラリネットのGraham Jonesさんの演奏もさることながら、少しお茶目な仕草に、会場からも度々笑いの声が上がりました。 
急遽、出演を快諾してくださった男声合唱グループ`bechgyn bro taf’の皆さんは、
とても迫力がありました。 私は男性だけのコーラスを実際に聴いたのが初めてだったので、あの迫力に鳥肌が立ちました。 会場にいらした日本人のみなさんは誰もがそうだったと思いますが、指揮をされていたOwen Saerさんの日本語の上手さにも驚かされました。
前半のプログラムが終わり、休憩の後、私達が販売したラッフルチケットの抽選がありました。 私も、1枚買っていたので、何度も自分の番号を確認し、次は呼ばれるのではないかとドキドキしていました。 狙うは醤油! 残念ながら、景品は当たりませんでしたが、番号が発表されるたびに沸き起こるどよめきに何故か笑いが止まりませんでした。
  後半は、根岸幸代さん、Graham Jonesさんが日本の曲を中心に演奏してくださいました。 その中でも、印象的だったのが‘赤とんぼ’です。 心が温まりました。 最後に、ウェールズの国歌を会場全員で斉唱しました。 恥ずかしながら、私は初めてウェールズ国歌を聴きました。 Owen Saerさんの力強いピアノ演奏と会場の皆さんの歌に圧倒されてしまいました。 できればウェールズに滞在している間に、憶えたいなと思いました。 2時間ほどのコンサートでしたが、最後に司会のBet Daviesさんがおっしゃられたように、子供達の態度に感心しました。 小さいお子さんもいましたが、騒ぐこともなく、静かに座って、綺麗な音色に聴き入っていました。
土曜日の夕方、心静まる素敵な一時を過ごすことができたことに感謝しています。 また、このような素晴らしいコンサートを行うことができたのも、演奏家の方々が快くボランティア演奏を引き受けてくださったこと、そして‘水桜会’のバックアップがあったからではないでしょうか。 このコンサートは日本人補習校のチャリティーとして行われましたが、それ以上の素晴らしい時間を得た気がしました。     (斉藤公美)

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お礼の言葉
   旧(7月まで)補習校運営委員長 西尾康博

 チャリティー・コンサートは、1,200ポンド(切符の販売総数は116枚、半分の58枚は日本人会・補習校保護者関係)の収入がありました。 補習校運営の資金援助という金銭面はもとより、ボランティアの方々を含めて、大きな意義があったと思います。 
  ボランティアとして支援をしていただいた地域の方々、学生さん、皆さんに感謝致します。 補習校の生徒数が減る中、チャリティー・コンサートは多くの人が、補習校を支えるために、協力ができたすばらしいケースと思います。

お礼の言葉
   新(8月より)補習校運営委員長 山本創造

 コンサート当日は一参加者としてただ音楽を楽しませていただきましたが、西尾さんから補習校運営委員長を引き継いですぐに、‘水桜会’代表でもある松井先生から最終の会計報告をいただきました。 これによると収入が1,200ポンド、支出が281.79ポンドということで、すでに収入の全額にあたる1,200ポンドを補習校会計でお預かりしています。 ホールの借用やチラシの印刷などにかかる費用は、すべて‘水桜会’の寄付としてご負担いただいたことになります。
西尾さんの謝辞に加えて、このコンサートを企画いただき財政的にも支援をいただいた‘水桜会’のご尽力には、感謝の気持でいっぱいです。 本当に有難うございました。

コンサート風景コンサート音楽家

コンサート受付